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2023年の振り返り

Cover Image for 2023年の振り返り

早いもので2023年も終わりを迎えようとしている。例年通り、この1年間を振り返りたいと思う。

ちなみにアイキャッチ画像は、宮崎県のフェニックス自然動物園に行ったときに妻が撮影したケープペンギンだ。

健康

今年はダイエットの年だった。食事では摂取カロリーを制限するようにし、週に数回の筋トレを行うようにした。

昨年の振り返りの記事では特に言及しなかったが、2022年は健康面で気がかりな点が多い年だった。体重は年々少しずつ増加しており、健康診断では中性脂肪やコレステロールについて3年連続で要経過観察と判定され、しかも数値は上昇の一途を辿っていた。また、3月の結婚式をそのままの体型で迎えるのは少し鬱々たる心持ちだった。

食事と運動の改善の結果、去年は MAX で 80kg あった体重を 72kg まで減らすことに成功した。健康診断でも中性脂肪やコレステロールの要経過観察が晴れた。

ダイエットが上手くいった要因の1つは、半年〜1年単位のような長期間の計画を立てたことだと思う。無理のない計画なので遂行しやすかったこと、食事・運動を体に慣らしやすかったことが良い方向に働いたと思う。

このまま1年を締めくくることができれば文句なしだったのだが、今年の秋から冬に掛けて新型コロナ、風邪、インフルエンザと3回も体調を崩してしまった。新型コロナの5類移行などで感染症が流行しやすくなったことも要因の1つだと思うが、ダイエットによって免疫力が低下している可能性も考えられる。来年は体型を維持しつつ、免疫力の向上も図りたい。

家庭

少し触れたように、今年の3月に結婚式を開いた。規模としては親族と少数の友人合わせて二十名ほどが参列する小規模なものだったが、準備には結構時間が掛かった。

式中の演出として自分たちで作った動画を流すことになり、もともと動画作成を趣味としていた妻が動画を制作することになった。妻が動画作成に勤しむ間、自分は細かいタスクやお金関連の作業を行っていたが、加えて簡単な曲の制作も行った。動画中でパロディとして使いたい演出があり、オリジナルの曲の代替となる曲を DTM を使用して作成することになったのだった。

何とか動画作成その他諸々の準備を終え、当日は特に滞りなく式が進んだ。動画に関しても、そのパロディが通じるであろう新郎側の家族にはバッチリ通じて喜んでもらえて嬉しかった。

その後は大きなイベントはなく、家庭の細かい課題を解消することに取り組んだ。サボりがちだったトイレ掃除を習慣化したり、捨てられずに溜め込んでいた数年分の個人情報関係書類をシュレッダーで一層したりなどした。

来年は引っ越しを検討しているので、計画的に進めていきたい。

開発

ソフトウェア

今年は depwatch というデプロイ頻度や変更のリードタイムを集計するための生データの収集用の CLI ツールを開発した。

CLI ツール "depwatch" をリリースした - hamakou108 blog

リリース後は自分の所属する組織で Four Keys を測定するために使われ、デプロイのパフォーマンスの可視化に役立てることができた。 Issue が結構残っているのだが、これらについて対処するかどうか迷っている。これからさらに広く使われることもなさそうなので、開発を続けるモチベーションは低めだ。

その後は新たにソフトウェアをリリースすることはできなかった。今年の後半は Rust や Wasm の勉強を細々と行っており、今は Bevy を使ってブラウザゲームを開発中だが、完成までは至らずだった。来年もブラウザゲームの開発を続け、その後は Rust や Wasm 関連で面白そうな開発ネタがあれば手を出していきたい。

記事

執筆した記事は以下の通り。

昨年よりも Zenn の記事の投稿数が増えたのは良かった。今年は個人開発の付随物として執筆した記事が多かった。開発をしていると環境のセットアップ手順やハマったときの解決手順など、関連する記事ネタが何かしら浮かんでくるので、それらを記事に起こしていた。来年も開発と記事投稿を両輪で回していく意識で取り組んでいきたい。

イベント

登壇・参加したイベントは以下の通り。

昨年と比べて今年はイベント登壇・参加数が少ない1年だった。今年は特にイベント登壇・参加に注力していなかったので、概ね想定通りだ。来年は Rust や Wasm 関連で気になるイベントがあれば参加したいと思う。

読書

読んだ本は以下の通り (通読していない本も含む)。

  • コンテナ物語
  • エンジニアリングマネージャーのしごと
  • ストーリーでわかる初めてのM&A
  • エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計
  • 実践 Svelte入門
  • 時間は存在しない
  • 推薦システム実践入門
  • 単体テストの考え方/使い方
  • Googleのソフトウェアエンジニアリング
  • 体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版
  • 銀河の片隅で科学夜話
  • Agile Testing Condensed
  • 日経サイエンス 2023年12月号
  • RustとWebAssemblyによるゲーム開発
  • 日経サイエンス 2024年1月号
  • ジョブ理論
  • 日経サイエンス 2024年2月号

今年のベスト本は「時間は存在しない」だ。「エンジニアリングマネージャーのしごと」や「単体テストの考え方/使い方」なども甲乙つけがたい良本だったが、「時間は存在しない」は自分の行動変容を促したという点で特に良かった。

自分は学生時代に物理学を専攻しており、相対性理論や量子力学の基礎的な部分は一通り学んだつもりだったが、この本ほど表現力の高い物理現象や理論な描像には出会ったことがなかった。この本に感化されて、日経サイエンスも毎月読むようになった。社会人になってから眠ったままだった自然科学への興味を呼び起こしてくれたという点で、今年最も読んで良かった本だと感じている。

来年は今年と同程度の文量の本を読むのに加え、より様々なジャンルの本に手を出していきたい。

最後に

今年お世話になった方々、ありがとうございました。

来年もまたよろしくお願いします!